tsukitnskの本棚

令嬢系中心にTLやラノベを読んでいるブログ

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ざまぁ」で敵の頭を下げさせるのではなく、自分が高みを目指し続ける誇り高いヒロイン

面白いというか、フィクションを読む気持ちよさや醍醐味を感じられる。作者さんの他の作品もなのだが、いわゆる「ざまぁ系」の構造に似ているお話作りであっても「ざまぁ」ではない。というところがファンとして推したいポイントである。

最後まで結末が見えないが、そこはかとないユーモアもあり一気に読んでしまう

オーレリアは「二人目の夫」ランベルトを恐ろしい巨人のような人間だと思っていた。だが、彼は自分のことを透明人間だという。オーレリアも、ある意味ではずっと、透明人間だったのかもしれない。自分の生き方にどう色を付けようとしても、彼女以外の人間に…

すべてが焼き尽くされた野原にいつか咲くかもしれない 希望の物語

"型"で言えば、「君を愛することはない」×「魅了」。だが、このお話には、魅了でお約束な男爵令嬢も、それに騙される王子や貴族令息も、断罪ざまぁする令嬢も出てこない。ヒロインはその事件を知ってはいるが、当事者ではなかった人間だった。

ラブストーリーと友情の両方を楽しめ、涙する

異なったバックボーンを持つので、それぞれの考え方や性格、行動は全く違う。だが、それ故に互いが互いのために起こした行動が道を切り開いていくことになる。ヒロインふたり分のラブストーリーも堪能しつつ、友情が築かれていく過程を見守れる、なんという…